夏至を境に、台所の空気が少し変わる気がしませんか。昨日6月21日がその夏至。外食のメニューには「夏野菜」の文字が踊り始め、居酒屋のゴーヤチャンプルーも値上がりする季節です。そんな折、市場では少し意外な食材が静かに動いています——秋の代名詞のはずの栗が、この6月に年間最安値を更新しているのです。
大田市場でのくり(果実)の直近中値は約432円/kg。過去約1年の安値水準だった約540円/kgをすでに下回っています。なぜこの時期に栗が?という疑問は正直なところデータからは読み取れません。ただ、数字は数字として受け取るしかない。スーパーで栗を見かけたら、値札をもう一度確認してみる価値はあります。
ゴーヤとさくらんぼ、今週の「買える」2品
外食でゴーヤチャンプルーを頼むと、居酒屋で900円前後が相場ではないでしょうか。自分で作れば2〜3人分の材料費で済む話です。今週のレイシ(ゴーヤ)は市場中値で約396円/kg、スーパーでは1kgあたり710円前後が目安——昨年同時期より割安な水準です。夏至を過ぎてゴーヤが本番を迎えるこれからの時期、価格面でも背中を押してくれます。

切ったときの断面からじわりと水気が出て、さっと炒めると独特の苦みに甘みが重なる——この時期のゴーヤはそういう状態にあります。買ったら2〜3日以内に使い切るか、スライスして塩もみ後に冷凍しておくと後から使いやすいです。
さくらんぼも見逃せません。市場中値は約1,678円/kg、スーパーでは3,520円前後が目安ですが、昨年同時期と比べると割安圏にあります。デパートの果物売り場と比べると手頃感がありますし、そもそもこの品が外食でデザートに出てくることは少ない——旬の短いものは家で食べるに限ります。

※店頭価格は地域・店舗・規格によって変わります。あくまで目安としてご参照ください。
春菊は置いておく。じゃがいもとスナップえんどうは来週を待ちたい
しゅんぎくの市場中値が約1,653円/kg、スーパーでは2,980円前後という水準は、正直いって夏の春菊に払う値段ではないと思います。鍋の脇役として使うにしても、今は割高感が強い。代わりにルッコラや三つ葉で香りを補う方が現実的です。
一方、来週以降に期待したいのがじゃがいも、スナップえんどう、そしてさくらんぼ。例年の傾向では、この時期のじゃがいもは昨年比-46%程度まで下がる可能性があります。スナップえんどうも-31%、さくらんぼも-40%ほどの値下がりが例年見られます。あくまで季節傾向の話なので断言はできませんが、急いで大量に買い込まなくてよい品目です。
今日の一皿:ゴーヤとかつお節のナムル風、冷酒に合わせる
夏のつまみに、火を使いすぎないものを一つ。ゴーヤを薄切りにして塩もみし、水気を絞ります。ごま油少量・白だし・酢少々・一味唐辛子で和え、仕上げにたっぷりのかつお節。韓国風とも和風ともつかない、曖昧なおいしさが冷たい日本酒や缶チューハイによく合います。苦みが和らいで食べやすく、つまみというより箸休めに近い感覚。10分あれば作れます。

居酒屋のチャンプルーも悪くはないですが、自分で作ると苦みの加減を調整できるのが正直ありがたい。今週のゴーヤ価格なら、試してみる理由は十分あります。
※本記事にはプロモーションが含まれます。


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