【週末市場レポート】2026年07月18日の青果相場まとめ

週末まとめ

外食メニューの値上がり、その分だけ市場も動いていた——今週の青果相場まとめ

レストランのサラダが少し小さくなった、あるいはメニューから消えた——そんな感覚を持った人は、気のせいではないかもしれません。今週の大田市場を眺めていると、外食の現場が静かに苦労しているだろうなと思わせる数字がいくつも並んでいました。7月18日、週末まとめです。なお、以下の価格はあくまで卸売中値であり、実際の店頭価格は地域や規格、店舗によって異なります。

サラダ系が軒並み上がっている——外食業者が頭を抱える水準

今週もっとも目立ったのは、葉物と淡色野菜の高止まりです。

  • レタス:162円/kg(前年同期比+58%)
  • キャベツ:97.2円/kg(前年同期比+36%)
  • はくさい:108円/kg(前年同期比+34%)
  • こまつな:325円/kg(前年同期比+42%)

レタスの前年比58%増というのは、かなり効いてくる数字です。ファミレスのサイドサラダ一皿に使うレタスはせいぜい40〜50gほどですから、原価だけで見れば数円の話ではあります。ただ、それが毎日何百皿という単位になると話は変わる。外食チェーンがサラダの量を微妙に調整したり、メニュー構成を見直したりする理由のひとつが、こういった卸売価格の動きにあると見られます。

高温や降水量の偏りが産地の収量に影響していると推測されますが、詳細な要因は現時点では断定できません。いずれにせよ、家庭でも外食でも、葉物を以前と同じ感覚で使い続けるには少し工夫が必要な週でした。

レタス
Photo by Vitaly Gariev / Unsplash

なすときゅうりの価格帯、そしてお盆の話

一方、夏野菜の定番であるなすときゅうりは、今週のハイライト品目には入っていません。裏を返せば、相場として極端に動いていない——つまり比較的落ち着いた水準にあると読めます。これはいまが旬のど真ん中であることの素直な反映でしょう。どちらも、外食でいえば付け合わせや漬物として脇を支える存在ですが、家庭においては今週末に積極的に使いたい素材です。

ところで、お盆にこの二つが欠かせない理由をご存じですか。お盆の精霊馬(しょうりょううま)という風習で、きゅうりは馬に、なすは牛に見立てて飾られます。足になる割り箸や爪楊枝を刺した、あの素朴な工作です。きゅうりの馬は「早く帰ってきてほしい」、なすの牛は「ゆっくり帰っていってほしい」という願いを込めるとも言われます(地域によって解釈は様々です)。8月のお盆が近づくにつれ需要が動く可能性もあり、価格の推移を念のため見ておくといいかもしれません。

なす
Photo by Kseniia Zapiatkina / Unsplash

果実は「ご褒美価格」が続く——もも・マンゴーの現在地

果実ゾーンも今週は厳しめの数字でした。

  • マンゴー:7,236円/kg(前年同期比+123%)
  • もも:777.6円/kg(前年同期比+29%)

マンゴーの前年比2倍超は、もはや「高い」という言葉では追いつかない水準です。外食で言えば、デザートプレートに添えられるあの薄くスライスされた一切れに、以前の倍近いコストがかかっているということになります。産地の天候や輸送コストが影響していると見られますが、要因の特定は難しい。おいしいことは間違いないのですが、今週は家庭でも外食でも「ハレの日のひと品」として位置づけた方が無理がないでしょう。

ももは前年比で約3割高とはいえ、旬のピークに向かう時期としては価格が落ち着いてくることへの期待もあります。来週以降の値動きを確認しながら、タイミングを見て購入するのが現実的な選択肢です。

来週の買い物、どう動く

葉物は引き続き高値圏が続く可能性があります。サラダを外食で頼むたびに少し割高感を覚えるとしたら、市場の動きとおおむね連動しています。自炊でカバーする場合も、レタスよりキャベツやこまつなを軸に組み立てる方が、価格の振れ幅をやや抑えられるかもしれません。なすときゅうりは今が買いどきの時期として安定しており、使い切りを意識しながら積極的に取り入れていいタイミングです。果実については、今週末に衝動買いするより、来週の価格確認を挟んでからでも遅くはないと感じます。

外食でも家庭でも、食材のコストは同じ市場から来ています。メニューの変化や値付けが気になったとき、大田市場の数字を思い出すと、少し景色が変わるかもしれません。

※本記事にはプロモーションが含まれます。



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