今週の青果相場、正直に言うと「財布が重い一週間」でした
六月も後半に入り、梅雨の合間に夏らしい日差しが差し込む時期になってきました。市場に並ぶ品目もじわじわと夏模様に変わりつつありますが、今週の大田市場の卸売データを眺めると、どちらかといえば財布を開くたびに少し考え込むような数字が並んでいます。昨年同時期と比べて2〜3割高い品目が複数重なっているのは、今週の率直な現状です。なお、実際の店頭価格は地域・店舗・規格によって異なりますので、以下の数字はあくまでも市場の卸値として参照してください。

野菜コーナーで財布と相談することになる品目たち
今週もっとも目立つのが、とうもろこしの値上がりです。大田市場での中値は453.6円/kgと、昨年同時期と比べておよそ28%高い水準にあります。気温や降水量のばらつきが産地の生育に影響していると見られますが、今年の走りは少し慎重に枚数を絞って買うのが現実的かもしれません。

キャベツとはくさいも、静かに高値が続いています。キャベツは75.6円/kgで昨年比28%高、はくさいは93.6円/kgで同25%高。これだけ見るとキャベツは絶対額としてそこまで高くないように思えますが、日常使いの頻度が高い野菜だけに、週に何個も買う方には地味に響く数字です。まとめ買いよりも、使い切れる量を都度買う週が続きそうです。
トマトも405円/kgと昨年比25%高の圏内にいます。夏に向けて産地が広がり始めるこの時期としては、やや割高感が残ります。
ところで本日6月20日は夏至です。一年でもっとも昼が長い日は、夏野菜の走りが食卓に本格的に並び始める節目でもあります。とうもろこし、トマト、これからきゅうりやナスも続いてくる。走りの値段は概して高めに出やすいのですが、季節が深まるにつれて価格が落ち着いてくるのが例年のパターンです。今週はまだ「節目の直前」という感覚で、もう少し待つと量が安定してくる可能性もあります。焦らず、産地リレーが整うのを待つのも一手です。
果実は「値段を見てから決める」週でした
マンゴーが8,100円/kgと昨年比49%高、ももが1,620円/kgで同31%高。果実コーナーは今週、手に取る前に値段を確認してから戻す……という動きが自然と出てしまうような価格帯が並びました。

ももについては、国産の走りは梅雨明け前後から量が増え、七月に向けて流通量が拡大するとともに価格が落ち着いてくる傾向があります。今週の1,620円/kgは昨年比でかなり高い水準ですが、来月以降に期待して少し待つという選択肢も十分あります。どうしても今食べたいなら少量で楽しみ、本格的に買い込むのは七月以降が財布への負担が少ないかもしれません。
マンゴーは価格水準が高い状態が続いています。贈り物や特別な機会に絞るか、少量を丁寧に味わう方向で付き合うのが現実的な落とし所です。
来週の買い物に向けて、今週末の整理
- とうもろこし・トマト:高値圏だが走りの時期。量を絞りつつ旬を味わい、七月以降に本格購入のタイミングを見る。
- キャベツ・はくさい:日常使いの品目だけに影響が出やすい。使い切れる量をこまめに買う週を続ける。
- もも:走り価格はまだ高め。七月以降の流通拡大に期待しつつ、今週末は少量で「今年最初の味」を確かめる程度に。
- マンゴー:贈答やご褒美など、使いどころを絞って活用するのが現実的。
全体として、今週は「安心して手が伸びる品目が少ない」一週間でした。市場の流れは週ごとに変わりますし、産地リレーが切り替わる七月に向けて野菜の相場が少しずつ動いてくることも考えられます。来週以降の動きも引き続きお伝えしていきます。
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