七夕まで、あと一週間ほど。短冊に願いごとを書く文化は今も各地に残っていますが、この時季、食卓の上にも同じような「色」が集まってきます。赤いトマト、濃い紫のなす、緑のきゅうり——夏野菜が本格的に出回る六月末から七月にかけては、盛り皿にするだけで食卓が一気に華やぎます。七夕の彩りは空だけじゃない、と思える季節です。

そして今年の六月末、果実の売り場に少し目を引く動きが出ています。アンデスメロンの市場中値が約302円/kg、すいかが約100円/kgと、どちらも過去約一年の安値を更新しました。夏を代表するふたつの果実が、同じタイミングで年間安値圏に入るのは珍しい動き。価格が下がった背景はデータだけからは断言できませんが、店頭でも実感しやすい水準になっている可能性があります。なお、実売価格は地域・店舗・規格によって変わりますので、以下の目安はひとつの参考としてご覧ください。
この週末、かごに入れたい二品
まず野菜から。にんじんの市場中値は約194円/kg。スーパーでは3本入りあたり140円前後が目安で、昨年同時期より割安な水準です。夏のにんじんは水分が多めで、加熱すると甘みが出やすい時期。薄切りにしてさっと炒めるだけでも、しっかり甘みを感じられます。まとめ買いしたら、洗って水気を拭き、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。立てて保存すると長持ちしやすいです。

果実ではクインシーメロンも見逃せません。市場中値は約281円/kgで、昨年同時期より割安な水準。スーパーでは1kgあたり590円前後が目安です。クインシーはアンデスより果肉が赤みがかっており、濃厚な甘さとなめらかな舌触りが特徴。冷蔵庫で冷やしすぎると香りが飛ぶため、食べる直前に短時間だけ冷やすのがおすすめです。

様子見と、来週への期待
不知火(デコポン系)は市場中値が約562円/kgと高騰しており、スーパーでは1kgあたり1,180円前後が目安です。昨年同時期と比べても明らかに高い水準で、今週の購入は一旦立ち止まるのが賢明かもしれません。柑橘系の甘みをフルーツとして楽しみたい場合は、割安なクインシーメロンや、安値圏に入ったアンデスメロンで代用するのも手です。
来週以降に値下がりが期待できそうな食材もあります。ブロッコリーとじゃがいもは例年この時期に値下がりする傾向があり、昨年同時期比でそれぞれ約33%、31%安かった実績があります。マンゴーも例年この時期から値が落ち着く傾向(昨年比約31%安)。今週は手を出しにくくても、来週あらためてチェックしてみると選択肢が広がるかもしれません。もちろん今年の動きは別の展開になる可能性もありますので、あくまで例年の傾向として参考にしてください。
今日の一皿:にんじんしりしり風、ご飯に合うやつ
割安なにんじんを使って、ご飯が進む一品を。にんじんをピーラーで薄くリボン状にむき、ごま油で炒めたら、めんつゆと少量の砂糖、白ごまで味を調えます。仕上げに溶き卵を回し入れてさっとまとめれば完成。沖縄の家庭料理「しりしり」を少しアレンジした形ですが、甘みのある夏のにんじんはこういう素直な味付けと相性がよく、冷めてもご飯のおともになります。作り置きにも向いているので、週の前半にまとめて作っておくのもいいと思います。

今週の相場、ひとことまとめ
- アンデスメロン・すいかが年間安値を更新。果実売り場はこの夏一番の買いやすさかもしれません。
- にんじんとクインシーメロンは昨年比で割安。日常使いと週末のデザート、両方に使える週です。
- 不知火は高騰中。柑橘好きの方は、もう少し待つかメロン系で気分を切り替えるのがよさそうです。
- ブロッコリー・じゃがいも・マンゴーは来週以降の値動きに注目。例年の傾向では下がる可能性があります。
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